『蜘蛛の巣を払う女』を観てきた
こんばんは。
『蜘蛛の巣を払う女』を観てきました。キャストも制作陣も前作『ドラゴンタトゥーの女』とはほぼ総入れ替え、果たしてどうなるものかと思いながら…。
洗練された映画、でありました。細かい伏線の張り方や演出は秀逸だと思います。無駄がありません。画面の全体的な色調などは、デヴィッド・フィンチャーの画面作りを意識しているんだろうなと感じましたが、前作のような狂気や難解さは影を潜め、よりシンプルなアクション映画として成立していました。前作の重々しい雰囲気を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。前作にミッション・インポッシブルの要素を混ぜて毒を抜いた映画、という印象です。そしてそれでもオチは相変わらず、ほろ苦い。作中の時間で前作から3年経過しているのもあり、本作の結末に至るまでのリズベットやミカエルの内側の描写をもう少し見たかったです。前作よりサクッと観られますが、反面色々な意味でこぢんまりしてしまった印象です。その辺のバランスを取るのがフィンチャーは上手かったのでしょうか。その分今作は展開の早さやスタイリッシュさに磨きをかけ、よりさっぱりとしたアクション映画に仕上がっております。良い映画でした。
それでは、また。
休み明けからキツ過ぎた
こんばんは。
年末から取り組んでた案件が〆切間近になった関係で水木金と本当に仕事が忙しく、日記をつける時間も精神的リソースもありませんでした。一段落ついたところで無事に3連休を迎えられました。ゆっくり休んで、仕事と無関係なことを満喫しようと思います。
この会社での『忙しい』がどんなものなのか知れたことをとりあえず収穫としましょう…。積極的に知りたくもなかったですけれども。しかしあんな仕上がりで大丈夫なんでしょうかね(遠い目)。
それでは、また。
正月からなんだあの映画は
こんばんは。
新年早々映画を見まくる1日でした。BSブレミアムでミッションインポッシブルを観て、某所の映画館で邦画を2本観てきました。見終わってしまえば、傑作と駄作(個人の感想です)が一本ずつって感じでした。駄作の方について今回は書きます。特にあとで見返したいとも思わないのでタイトルは出さないし、映画カテゴリの投稿にもしません。それ以外の今日視聴した映画は全て一度見たことがあり、どれも安定の面白さでした。
前にシュガーラッシュオンラインについて感想を書いたときにも同様の記述をしましたが、登場人物の行動に整合性がないと一気に映画を観る気が萎えてしまうんですね。状況や性格にそぐわない言動や行動は作品を破壊します。あと、この脚本を書いた人は本当に人と会話しているんだろうか…?と思ってしまうほどの会話(文)の不自然さも気になります。いわゆるネット上の『構文』のようなものをそのまま、演技をできない人が演じるとああなるんだな、と思わされました。また、脚本家の思想や性癖が露骨過ぎるのは興醒めです。あくまで脚本というフィルターを通じて自然な形で視聴者に還元すべきです。これ必要?と思わされる演出も多過ぎました。最後に、子役が子役以上の知能を持って喋るシーン、非常にムズムズしました。子供に大人の思想を代弁させるのは卑怯です。これもある意味では前述したような性格にそぐわない行動の1つでしょうか。
長々とメタクソに書きましたが、ひっくるめてしまえば登場人物にリアリティが皆無ということです。もっと人と会って話して欲しい。ヒロインが美人(外見の話)という以外に何一つ褒める点がありませんでした。
新年の滑り出しは限りなく微妙なものになりましたが、帰ってテレビ見ながらおせち食べます。
それでは、また。
大晦日
こんばんは。
世間的には大晦日ですが、昼過ぎに起床してスマブラをやる以外のことをほぼしていませんでした。晩ごはんには半ば年末恒例となっている御馳走、美味しいカニと酒をドカ食いできたのでとても有難かったです。
なんだか呆気なく今年も終わってしまいますね。学校を卒業後就職したのが一番の環境の変化なのでしょうが、良くも悪くも寿命を単に消化している感じがとても強くて、複雑な心境です。熱心に打ち込むことでもなく、貴重な人間関係を構築するでもなく、人生において換えのきくことしかしていません。別にこの選択肢をとらずとも一向に構わないと言いますか。少なくとも仕事についてはそんな1年でした。
反面、仕事以外のことについてはそれなりに意義のある時間を過ごせていたと思います。趣味もなんとか継続できているし、予てから興味のあったことについても本当に少しずつですが取り組めています。こういった感じで仕事の反動をバネに行動を起こせているのは個人的に最も評価できるポイントだと思います。自分の行動が意義深いかどうかなんて個人の尺度でしかないと考えているので、自分が満足できるような人生の構築に向けて、2019年も密やかに努力しようと思います。
それでは、また。