SISくんのアレ

普通の会社員が書いてます。平日と休日でテンションが違うのはご愛嬌。

2001年宇宙の旅(IMAX)を観た

こんばんは。タイトルのまんまです。言わずとしれたスタンリー・キューブリック監督の歴史的作品です。夜に観てきました。

50年前の映画であることとか、映画史に残る傑作であるとか、様々な前評判は聞いていたものの結局観る機会がなかった今作。私の大好きなIMAX上映でやっているとのことだったので思い切って突撃してきました。

感想として、兎に角映像と音響に圧倒される映画であったと言えます。映像については、作中にあるどこかで見たような宇宙関連のビジュアルとか、頭で理解の追いつかない撮影技法とか、全部この作品が起源なのだと考えると恐ろしさすら感じます。人間が月に行く前の作品ですからねこれ。当時の想像力と知識をかけ合わせた極致点だったのでしょう。今でも古さを感じさせないセンスのある映像作り、これリアルタイムで見たら目ん玉飛び出てると思います。音響についてもBGMはクラシックが主で、SEはほとんどビープ音と音波です。それでも、シーンと共に強烈に頭に残るのは使い方が秀逸だからなのでしょう。(ツァラトゥストラはかく語りきを劇伴として用いたのはこの作品が初なんですかね?)

ストーリーについては正直言って説明不足もいいところです。特に終盤。本当にわけも分からず圧倒されているうちに終幕を迎えていました。小説版でだいぶ補完されてるとか、キューブリック監督がばっさり説明の下りを省いたとか色々とあったらしいです。視聴後に調べまくりました。スターチャイルドなんて分かるわけ無いだろう。それでも演出と映像で100倍お釣りがくるレベルです。中盤までは美しくも真に迫るコズミックホラーとして、それ以降は本当に映像と音に圧倒されるだけです。どうやって撮ったんですかねあれ。

今は大阪にしかないから厳しいですが、70mmフィルム上映も機会があれば観たかったですね。今から50年後、上映100年経っても古さを感じないであろう映画だと思います。

 

それでは、また。